ダンジョン飯でおなじみ、九井諒子先生の面白い漫画たち!!
どうもamotasuです。
漫画って良いですよね!
今まで100以上のタイトルの漫画を読んできました。
涙をながしたり、わくわくしたり、時に勇気や生きる力を与えてくれる。その時の気分に合わせて読むこともできるので、映画と共に僕にとっての処方箋のようなものです。
そんな漫画たちを独断と偏見で僕がおもしろいと思えた漫画を紹介しようと思います。
少しでも興味や楽しむためのお役に立てればうれしい。
ではまず、自分の持っている漫画のなかから、
ダンジョン飯でおなじみの九井諒子さんの作品を紹介します。
九井諒子さんとは?
同人誌即売会やPixiv、自身のウェブサイト上で作品を発表していたことがきっかけだったんですね。
主に短編集なんですが、全ての作品を通して主にファンタジーなんですが、それでいて妙に「リアル」に描かれている。
そこがなんとも魅力的なんです。
そして絵の感じが、柔らかくも切なく、おもしろい。
物語によって変化もするのに、芯はブレていないような感じ。
ダンジョン飯
この漫画が初めての長編連載作品になります。
あらすじ
ある日、とある離島の墓地の壁から地下へと延びる巨大な空洞が出現した。そこから這い出てきた自身を王と称する朽ちかけた男が、一千年の昔に滅亡したはずの”黄金の国”の存在を明かし、王国は“狂乱の魔術師”によって地下に囚われ続けているため、元凶である魔術師を討伐した者には国の全てを与えると言い残し、塵芥となって消えた。その言葉に魅かれ、魔物が跋扈するダンジョンを踏破しようと多くの冒険者が乗り込む時代が幕を開けた。
6人パーティを組む冒険者ライオス一行は、ダンジョン深層にてレッドドラゴンに挑んだものの空腹が遠因となって壊滅状態となってしまう。ライオスの妹ファリンがドラゴンに食われながらも脱出魔法を使ったことで残りのメンバーは地上へと逃れることができた。ファリンの肉体がドラゴンに消化される前に救い出し、魔法によって蘇生させるため、すぐにでもファリン救出に向かいたいライオスだったが、全員が脱出魔法の副作用で身に着けていた装備以外の荷物を失っていたため金銭的余裕が無く、シュローとナマリが離脱してしまった。パーティを解散し、単身でダンジョンに挑もうとするライオスを見かねたマルシルとチルチャックが協力を申し出、あらためて3人のパーティが結成された。残る問題は探索費用の調達となったが、ライオスは食料の現地調達、つまりダンジョンに巣食うモンスターを食材とすると言う、とんでもないアイディアを披露する。Wikipediaより
今までにない切り口でファンタジーを描いていて、
RPG×グルメ漫画という新たなジャンルを開拓されたと思います。
しかし、RPGとしてはどちらかというと基本に忠実というか、クラシックで昔のドラクエを見ているような感じですね。
昔のRPGが懐かしい世代も今の世代も楽しめる世界観となっています。
登場人物も、様々な亜人が登場するのですが、個性豊かに作りこんでいて、「あーこの亜人ならこんな考え方や行動するんやろうな」と妙に納得させられる。
そして、この漫画の一番の魅力といっても過言ではない料理!!
たとえば、
「大サソリと歩き茸の水炊き」「ゴーレム畑の新鮮野菜ランチ」など、
絶対にありえない料理ばかりなのに、料理の工程があまりに「リアル」で、作中にレシピも出てくるんですが、それがさらに説得力をつよくしている。
美味しそう!!
こんなん絶対食べられへんやんって思うような魔物たちがすごくおいしそうな料理になっているのがすごい(笑)
ネタばれかもしれませんが、ドワーフの「センシ」というキャラがすごいです(笑)
竜の学校は山の上
もうね、タイトルから惹きつけられます。
初めてジャケ買いした時の事思い出します(笑)
ちなみにこのタイトルの漫画が僕が初めて買った九井諒子作品です。
「帰郷」「魔王」「魔王城問題」「支配」「大紺山の嫁探し」「現在神話」
「進学天使」「竜の学校は山の上」「くず」
以上の9話のタイトルが収録されている短編集。
初めて読んだ時の衝撃を今も覚えています。
「ただのファンタジーじゃない!」
特に、「帰郷」「魔王」「魔王城問題」の3つを続けて読んで、
今までのRPGの見方が変わってしまいます。
なんというか、RPGの世界が現実であったなら、こんな風になるかもしれない。
竜のかわいい七つの子
「竜の小塔」「人形禁漁区」「わたしのかみさま」「狼は嘘をつかない」
「金なし白祿」「子がかわいいと竜は鳴く」「犬谷家の人々」
以上の7話のタイトルが収録されている短編集。
タイトルだけでもう惹かれてしまいますよね。
竜や人魚、狼男と言った話を、よくもまぁこんな視点で描けるなと。
僕は特に「竜の小塔」と「金なし白祿」が好きなんですが、
「金なし白祿」は九井諒子版の日本昔話のような感じです。
そしてラストの切ないこと、、、。
さらに九井ワールドの深みにはまっていくこと間違いなし。
ひきだしにテラリウム
33話のタイトルが収録されていていますが、多すぎて題名全て書ききれません(笑)
この作品で、
第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞されています。
この短編の中にどれだけ広い世界をつめこんでくるのか。
いや、世界ではなく宇宙なのかもしれない。
それだけこの数ページ、少ないもので4ページ、2ページで表現されている物語が
とにかくおもしろい!!
まとめ
ファンタジーながらもとらわれず、様々な見方で時にシリアスに時にコミカルに
楽しませてくれる。
子供を過ごした大人だからこそ楽しめる。
その多彩な世界観を是非堪能していただきたい。