精神科で働き始めて1ヶ月が経ちました。
令和元年おめでとうございます!amotasuです。
精神科で働き始めて1ヶ月が経ちました。
ちなみに、精神科救急病棟(何故かスーパー救急というらしい)に配属になりました。
まぁ最初は研修があったので、正確には半月すぎといったとこですが(笑)
精神科に入る前には、周りの人に、
精神科って怖いんじゃないの?忙しいんじゃ?面白いの?どんな人がくるの?
などなど聞かれたこともありますし、僕自身も疑問に思っていたことがあります。
なので、働き始めて分かったことや思ったこと、学んだことを書いていけたらと思います。
精神科の入院形態
精神科の入院形態は一般の病院とは違い、色々な種類があります。
任意入院:患者本人の同意による入院。
医療保護入院:患者本人の同意が無くても、精神保健指定医が入院の必要性を認め、ご
家族が同意した入院。
応急入院:患者本人または、家族の同意が無くても、精神保健指定医が緊急の入院が必
要と認めたとき、72時間を限度として行われる入院。
措置入院:自傷他害の恐れがある場合で、2名の精神保健指定医の診断の結果、都道府
県知事または、政令指定都市の市長の権限による入院。
緊急措置入院:休日・時間外等で措置入院の手続きが取れず、自傷他害の恐れがある患
者で精神保健指定医1名の診断に基づき、知事の決定によって入院とな
ります。
(72時間以内にもう1名の精神保健指定医による診断が行なわれます)
その他、医療観察法による鑑定入院があります。
精神科に入院となる疾患
・うつ病
・双極性障害(躁うつ病)
・統合失調症
・認知症
・不安症/不安障害
・適応障害
・神経発達障害(発達障害)
・アルコール使用障害、アルコール依存症
・睡眠障害
・摂食障害
・パーソナリティー障害
・器質性精神障害、症状精神病
精神科救急病棟では様々な疾患の急性期。患者が入院されてきます。
精神科の仕事って忙しいの?
業務だけでいうなら一般病院での病棟勤務に比べると楽だと思います。
基本的に、身体合併症が少なく、内科や外科ほどの検査や頻回なバイタル測定(もちろん場合によりますが)はありません。
入院があればもちろん一過性に忙しくはなりますが、それはどこで働いていても同じ。
そして、だいたいは定時で帰宅する事が可能です。
ライフワークバランスはめちゃくちゃとりやすいと思いました。
しかし、
看護は今までの病棟や集中治療室も含めて、一番難しい!
でも、
おもしろい!
なんというか、スワンガンツカテーテルみたいに心拍出量の数値をみたり、心電図からアセスメントをするわけではない、数字で表せられないんです。
そして、看護も正解が分からない。
だからこそ、嫌な難しいさではなくて探求したくなるおもしろさがあると思います。
ですが、合う合わないは人によってかなりはっきりしているでしょうね。
急性期でバリバリ働きたい人なんかは絶対合わないと思います(笑)
精神科って危ないの?怖いの?
結論から言うと、危険な事はあります。
患者が興奮することで暴れたり、暴力行為を働くケースも、もちろんあります。
ですが、もちろん対策はしている!
・保護室という患者を隔離している部屋があるのですが、そこに入る時には必ず2名で
入室する。
・押した入り、ひもを引くと音が出るブザーを必ず携帯する
・夜勤は男性2名、女性1名を配置(救急病棟)
・暴れる患者がいれば男性職員が一斉招集
atc、、、。
安全に働けるように対策はとられているんですが、それを怠った時に危険な事が起こると思います。
一般の総合病院に比べるとリスクは高いのが現実でしょう。
ですが、患者さんは怖くはありませんよ。
精神は不安定で感情の起伏が激しい方が多いですが、病気がそうさせているだけです。
皆聞いてほしい。助けて欲しいだけです。
内服でも治療していますし、世間で思われているより怖くありません。
まとめ
働いて1ヶ月なので、まだまだようやく扉を開けたところ。
ですがもう、精神科の楽しさに魅了され始めています(笑)
自分が向かうべき道がこれで間違っていなかった。
日々勉強と努力を積み重ね、深く深く、自分の看護に磨きをかけていきます。
また定期的に学んだことや、働いている日々のことを書いていけたらと思いますので、良ければみてくださいね。
ではまた!