新人教育、つらかったあの頃を添えて
早いもので4月からもう8か月経ちました。
新人看護師も少しづつ成長しているのが分かります。
新人看護師をみていると自分が新人の事を思い出します。
まぁ厳しかったなと(笑)
こんな言い方すると「俺の昔の頃は~」みたいなおっさんの話みたいになりますが、本当に何回やめようと考えたか。
初めてバイタルサインを測定する時に、
「amotasu君どのくらいでバイタル図れる?」と聞かれて
「だいたい5分ですか?」と答えて(心の中では初めてやから分かるか!と思いながら)
「じゃあ測って」となぜかタイマーをぴぴぴと、、、。
もちろん5分では測定できず、
プリセプター「鳴ったけど」
amotasu「すいません」
プリセプター「すいませんじゃなくてなんでまわれてないの」
と延々となんでなんでと責められた事がものすごく記憶に残ってます。
一人の患者さんに1時間以上かけて質問攻めの申し送りをさせられたり
その日の行動を分刻みのスケジュールを作成し振り返りをした挙句
「今日何してたん」と言われたり、、、
言い出せばきりのない出てきます(笑)
まぁ僕も新人の頃は勉強はしない、容量は悪い、雑な手技ともうちゃらんぽらんでしたから、プリセプターの看護師もえらい大変な思いしたんだろうなと、
今なら思います(笑)
そんな経験を経てもう看護師も10年を超えて、新人担当も何度かさせていただきました。
僕は指導する上で心掛けている事があります。
- 自分の好き嫌いで指導しない
- 感情にまかせて叱らない
- 質問をされたらどれだけ遅くても、つかれてても必ず相手に納得してもらえるまで応える
- 相手にレッテルを貼らない
- 相手の健康、精神状態に配慮する
- 指導しすぎない
当たり前って言えば当たり前の事ばっかりなんですけどね(笑)
ただ看護師はどうしてもアセスメントというか、人間を見すぎて勝手に相手の事をきめつけてします事があるのでそこは注意しています。
あとは、どうしてもたくさん指導しようすると思うんですが、しすぎない事も大事かなと。
先輩はたくさんの知識を持っているけど、新人はそれを受け取る器がまだ大きくないから、いっぱい与えても受け取り切れないと思うんですよね。
だから、相手のペースに合わせる事と、言いすぎず相手を信じて待つことも大事なんじゃないかと考えています。
まぁなんと言っていいか分からないですけど、僕は担当の新人の子がりっぱな看護師になってくれるなら嫌われてもいいですし、僕の存在がその子の成長を妨げるなら
対策としてぼく自身を担当から外してもらってもいい。
そうならないのが一番ですけど(笑)
なによりもその子が成長できる事を最優先に考えるようにしています。
何が新人教育で大事なのか、なにか正解なのか、今もちゃんとした答えがでないまま模索しています。
少しでも良い指導が出来るように、新人に負けないよう日々勉強していこう!