自信がない後輩へ
メリークリスマス!
寒くなり、ACS症例が増えてきて忙しい循環器病棟で過ごしているamotasuです。
冬はどこの病院も忙しいんですよね。
夜勤明けなんかもうボロボロです、仮眠が欲しい(笑)
話は変わりまして(笑)
最近新人Nsがしんどそうに見えたので、声をかけるとこんな相談がありました。
後新人Ns「仕事上手くいかなくて自信がないんです。」
新人Ns「私は人より出来るようになるのが遅いし、不器用なので仕方ないとは思ってるんですけど。」
なるほど、、、
まず、新人Nsに自分でしんどかったり、上手くいかないと思うのはどんな時なのか聞いてみました。
すると、
- 時間に追われる
- 手技に自信がない
- 先輩に助けてもらうのが申し訳ない
大体大きく分けて3つの事があがりました。
それぞれ僕なりにですが、アドバイスをさせてもらいました。
1.時間に追われる
聞くと、まずスタートから躓くとの事。
情報収集や準備に時間がかかり、部屋を周り始めるのが遅くなってしまうと。
まず対策として一つは、
単純に病院に来る時間を早くする事。でもこれは、僕はあまりすすめたくないです。
毎日毎日遅くまで疲れて早く起きて病院に来るのは精神的にも肉体的にも疲労してしまうと考えたからです。
なので二つ目として、
今の情報収集のやり方を分析し、不要な箇所を削減させる事にしました。
一例をあげると、ノートパソコンをワゴンにのせて部屋まわりをするんですけど、電子カルテで患者のバイタルサインが見れるのにわざわざ紙ベースの情報用紙にも患者のバイタルサインを書くといった二度手間などがありました。
これにより、一患者10分程度の情報収集から2,3分は削減出来そうでした。
2.手技に自信がない
特にルートキープが苦手やったようなんですが、手技が上手くいくための対策は何もしていなかったようです。
手技は手順のインプット、練習のアウトプットが大事だと思います。
なので、本当に出来るようになりたいなら、毎日同期や先輩の腕を借りて練習をする。
その日ルートキープのある患者いれば自分がやらしてもらう。
これでもし一日2回できてひと月30日で計算すると、一か月で約60回行う事になるので、嫌でも上達すると思います。
3.先輩に助けてもらうのが申し訳ない
こう答えました、
amotasu「助けてもらっていいよ(笑)」
先輩は後輩を助けるのが仕事です。迷惑かけて下さい(笑)
多重課題になればぼくらだって誰かの助けが必要ですしね。
それに今は助けてもらっていいんです。いつか新人から先輩になった時に、そのぶん次は後輩を助けてくれればいいんです。
最後に
この新人看護師は仕事が上手く出来なくて悩んでた事を同期にしか相談していなかったそうです。
先輩や医師の愚痴やしんどかったなって愚痴を聞いてもらうのは同期でもいいと思うんですけど、
仕事のやり方については同期に相談しても同期も新人なので、なかなか対策を考えるには難しいじゃないかと思うんですね。
なので、
もっと先輩を頼ってほしい。
後輩に頼られて嫌な先輩Nsはいません。もしそんな人がいたら先輩失格です。
それに以外と頼られるとうれしいもんなんですよ(笑)
新人Nsは言いました。
「私は人より出来るようになるのが遅いし、不器用なんです」と。
じゃあ大丈夫です!
自分の短所を客観的に評価出来ているなら、それに対して対策をとれば良いだけです。
人より遅いなら、倍頑張ればいいだけです。
不器用なら、人の倍手技を確認し、人の倍練習すればいいだけです。
今出来ないのは、
対策を考える事ができないか、努力の仕方が分からない、もしくは間違っているだけです。
「自信がない」
そう思うのは早い!
本当にそうなるまでに出来る事はたくさんあります!
僕は新人の頃勉強しませんでした、やり方も分からなかった。
インシデントを一日三回起こしたこともあります。コミュニケーションも苦手だった。
手技も雑だった。受け持ちを外されたこともあった。怒られてばっかりだった。
部署を異動させられそうになるくらいだった。
同期より遅かった、センスもない。要領も悪かった。
けど、だから努力した。
人の倍努力した。
ようやく出来るようになるまでに三年かかりました。
僕でも出来るようになったんです。
だから大丈夫。
努力して出来ないことなんてないんです。
共に成長出来るように頑張りましょう!