急変シミュレーション~目の前の命を救えるように~
何回開催しても上手くスタッフに伝えられるか緊張しますね(笑)
思い返せば新人の頃は急変したらめっちゃ緊張しました。
目の前で患者さんがVT(心室頻拍)を起こしたのにフリーズして、先輩から「心マ!!」と言われるまで動けませんでした。
それから11年、、、何度急変を経験したでしょう。(先月も起こりました)
いくら経験してもドキドキはしますが、大分とスムーズに対応出来るようになったと思います。
ちなみに僕は時間がある時に、いつ、どのような急変が起きるか、起きたらどう対応するかを頭の中でイメトレしてました。
例えば、
目の前で心肺停止が起こった→胸骨圧迫→人を呼ぶ→モニター付き除細動器+救急カート→、、、といった流れを頭でシミュレーションします。
それを他に人工呼吸器高high PEEPからの気胸とか気道狭窄からの窒息、便秘によるイレウスから腹膜炎、感染からのsepsis shockなどに対して、この場合はどう動こう、どう対処しよう、こうしたらどうなるかといった事をしてました
僕は1聞いて10分かるような器用なタイプでもないし、センスもない凡人だったので、
このように
1聞いて1分かる×10回といった事を地道にしてきました。
だから、上手くいかない人の気持ちは良く分かります(笑)
偉そうには言えませんが、急変時に大事なことは
①落ち着く
②声を出す(コミュニケーション)
だと思います。
急変はパニックになりますが、一旦止まって深呼吸しても4秒もかかりません。
パニックでも落ち着いても時間は変わらないので、落ち着いた方が良いですよね。
あとは、声を出す事で誰が何をしてるのかを把握するため、チームワークを発揮するためにも必要だと思います。
他にも何をしていいか分からい時やどうして良いか分からない時は「どうしたらいいですか」「指示を下さい」「変わってください」などの発言もして良いと思います。
新人でも先輩でも急変は怖いです。
けれど、怖いままでは患者を助ける事は出来ない。
その怖さを少しでも減らして、目の前の患者を助ける事が出来るように、
明日は急変シミュレーション頑張ろう!